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第28回 「炉開き・旧亥の日」

 立冬も過ぎ、朝晩の冷え込みも一段と増してきましたが、みなさんのご家庭では、既にストーブやこたつは用意されましたでしょうか?昔は、こたつや火鉢に火を入れる日に、必ず食べる餅がありました。

 御厳重・御玄猪(おげんちょ)・おなり切りとも言われる「亥の子もち」は、平安時代より続く旧暦十月の亥の日、亥の刻(午後九時)に無病息災を願って子孫繁栄を祈る行事で、また亥が猪(ゐ)に通じるところから、子だくさんであるイノシシにあやかって、安産を願うことにもつながっています。

 もともとは田の神様を迎えて送る農耕神の風習に基づく農村行事、いわば収穫祭に起源するといわれます。武家射会では鎌倉時代から儀式化されてきましたが、室町時代末期より一般化されました。
 江戸時代には、亥の日に「亥の子といえばもちをつくー」と子どもたちが歌い遊んだそうです。
 現在では、京都の護王神社で毎年十一月一日に「亥の子祭」が開催され、さながら王朝絵巻の一こまのようです。
 また茶道でも「炉開き」として形を変えて残っています。茶道の正月は「炉開き」をする十一月です。夏の風炉から炉を仕切って、炉縁を入れて炉に変えます。この時に茶壺で長く熟成した新茶を初めて石臼でひき、開炉の儀を行いますが、その際に使われるお菓子が「亥の子もち」です。
 初めは小豆、大豆(きなこ)、ゴマ、木の実、果実などから作られていたそうですが、平安時代以降は赤(小豆)と黒(ゴマ)、白(アワ)の三種類のもちになり、一の亥の日にはキク、二の亥の日にはモミジ、三の亥の日はギンナンが添えられました。
 時代と共に亥の子もちも変わっていき、さまざまな素材、色、形が見られますが、総じて丸く小さいもちであったようです。今年は今月九日が旧暦の亥の日に当たります。熱い番茶と亥の子もちでお祝いしてみませんか。

 様々な場面で、年中行事と和菓子との関わりはあります。歴史や風俗を感じながら、召し上がっていただくのも和菓子の楽しみ方のひとつです。

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| 小豆(ときあかり) | 14:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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